補償業務課 辻 英昭

 補償業務課では、道路拡張や区画整理などの公共事業の施行に伴い、影響を受ける土地に建築されている建物、工作物、立竹木などの移転費用の算定を行っています。具体的には、建物、工作物、立竹木などの寸法や仕上げ材を現地調査し、その調査結果をもとに調書、図面の作成および移転費用の算定を行います。その際に、土地の形状や利用状況などにより移転工法の検討も行います。
補償業務の仕事に携わって10年以上が経ちましたが、どれだけ経験を積んでも、まったく同じ案件は一つもありません。建築だけの知識に限らず樹木や法律などの知識も多少なりとも必要になるので、日々周りの方々の知恵を借りながら仕事をしています。
 やりがいを感じる瞬間は、自分が携わった建物が移転し、道路などの公共施設が完成したのを見ると、まちづくりに貢献できたのだと実感するときです。

測量課 野別翔太

測量課では、都市や街を造るために土地の広さや起伏を測ったり、位置関係を明らかにしたり、地図を作ったり、道路や河川、山間の測量を行っています。
私は、今年で入社6年目となり様々な測量を行ってきました。一番印象に残っている仕事は熊本地震の際に災害測量のため熊本へ出張に行ったことです。ほぼ全ての田んぼに亀裂が走り、舗装も崩れて段差ができていたりと、とても大変な状況でした。

地域計画課 岡本貴史

 人口減少・少子高齢化により、特に県内の中山間地域では、様々な経済活動、地域行事、伝統芸能等を続けていくことが難しくなりつつあります。
 地域計画課では、このような問題に対し、地域にとって最も重要な問題は何か、その問題に対し住民自身が出来ることは何か等を、ワークショップを通じて住民の方々と話し合い、住民が中心となった地域計画づくりのお手伝いをこれまで行ってきました。
 やりがいを感じるのは、ワークショップを重ねるごとに住民の方々から、積極的に意見が出るようになり、自分たちで何とか地域をしなければという機運の高まりを感じるときです。これからも、宮崎県内の地域づくりに携わっていきたいと思います。